仮交際から真剣交際に進めない原因|「話し合う」「擦り合わせる」って、何を話せばいいの?
婚活では、よくこんなアドバイスを耳にします。
「もっと話し合いをしましょう」
「自己開示することが大切です」
「結婚観を擦り合わせてください」
ところが、同じ「話し合う」という言葉を使っていても、その意味は人によって違います。
自分の結婚に対する考えを知ってほしくて、条件や希望を伝え、相手の返事を早く聞きたい人。
お互いの考えや気持ちを聞きながら、二人で結論をつくっていきたい人。
前者は「自分のことをきちんと話した」と思い、後者は「一方的に条件を提示された」と感じることがあります。
話し合っているつもりなのに、なぜか気持ちが行き違う。
今回は、真剣交際へ進む前によく起きる、そんなすれ違いについて考えます。
早く結論が欲しい男性と、話し合いながら考えたい女性
ある男性が、仮交際中の女性と結婚後の住まいや仕事、子どもの教育環境について話しました。
男性は、将来を真剣に考え、自分なりに具体案を出したつもりでした。
住まいは〇〇市周辺がよいのではないか。
子どもを授かったら、教育環境も整えたい。
将来は家を建てたい。
女性は、仕事を続けても辞めてもどちらでもよい。
しかし、女性には「自分の仕事や通勤について聞かれないまま、結婚後の生活を決められてしまった」ように感じられたようです。
男性は、自分の結論を提示し、女性の返事を聞くことを「話し合い」だと思っていました。
一方の女性は、お互いの考えを出しながら、二人に合う答えを一緒につくりたいと考えていました。
ここに、話し合い方の違いがありました。
条件は伝えても、その背景にある思いを伝えていない
男性が家や教育環境のことまで考えたのは、女性のキャリアを軽く考えていたからではありません。
結婚したら家族を大切にしたい。
子どもを授かったら、自分にできることをしてあげたい。
そのような思いから出た提案でした。
しかし、その思いを伝えないまま、
「どこに住むか」
「家をどうするか」
「どのような教育環境を用意するか」
という具体案を先に出してしまいました。
本人にとっては、家族を思って考えた話です。
ところが、背景にある思いが相手に伝わっていなければ、自分の希望や条件を一方的に押しつけているように聞こえることがあります。
自分の希望を説明するだけでは、十分な自己開示とはいえません。
なぜ、それを望んでいるのか。
何を大切にしたいのか。
相手とどんな家庭をつくりたいのか。
条件の背景にある感情や思いまで言葉にして、初めてその人の真意が相手に伝わります。
感情や思いを言葉にすることに、気恥ずかしさや抵抗を感じる方もいるでしょう。
しかし、希望や条件を伝えるだけではなく、その奥にある自分の気持ちまで相手に見せること。
それが、婚活における「自己開示」なのです。
自己開示の準備として、初期設計が必要です
そもそも、自分がなぜその条件を望むのか、自分でも分かっていないことがあります。
だから、婚活を始める前の「初期設計」が必要なのです。
どのような人生を送りたいのか。
どのような相手と歩んでいきたいのか。
どのような結婚生活を送りたいのか。
条件や希望を並べるだけではなく、
なぜ、それを望んでいるのか。
その背景には、どのような経験や思いがあるのか。
結婚生活で、本当に大切にしたいものは何か。
そこまで整理しておきます。
自分の気持ちが整理できていなければ、相手に伝えることもできません。
希望や条件の奥にある自分の思いを知り、相手に伝えられる言葉にしておくこと。
それがハレサポの初期設計であり、婚活における自己開示の準備です。
女性も、本心を話せていないかもしれない
では、女性は自分の気持ちを男性に伝えられていたのでしょうか。
「子どもの教育環境を整えたい」と言われたとき、女性の心にはさまざまな思いが浮かんだかもしれません。
子どもを授かれなかったら、期待に応えられないかもしれない。
仕事を続けたいのかと聞かれても、本当はまだ迷っている。
結婚したら少し仕事を緩めたい。
時短勤務やパートに切り替えて、妊活を優先したい気持ちもある。
でも、そんなことを言ったら「自立していない」「依存されるのかも」と思われるかもしれない。
彼は本当は共働きを望んでいるのではないか。
そう考えて、本心には触れず、
「〇〇市はちょっと…。通勤が難しい」
とだけ伝える。
しかし、それで本当の意味で話し合えているでしょうか。
相手の反応をうかがい、自分がどう思われるかを恐れて、本心を隠してはいないでしょうか。
男性は、家族を大切にしたいという思いを伝えないまま、住まいや教育環境という具体案を出しました。
女性も、自分の迷いや不安を伝えないまま、仕事や通勤という条件で返しました。
これでは、条件と条件がぶつかるだけです。
「分かってくれない」と思う前に、本心を話せていますか?
本心を伝えなければ、本当の意味での話し合いはできません。
「相手は私の気持ちを分かってくれないと感じる」
「一方的に自分の希望を押しつけてくる」
そう感じたとき、その気持ちをカウンセラーにだけ話して終わっていないでしょうか。
カウンセラーに本心を話して「相手が分かってくれない」と訴えても、お相手は、聞いていないことまで理解することはできません。
「察してほしい」では、二人の話し合いは始まりません。
「本当は、結婚したら仕事を少し緩めたい」
「妊活を優先したい気持ちもある」
「でも、依存していると思われそうで、言うのが怖かった」
「まだ自分でも、どうしたいのか決め切れていない」
カウンセラーに話せているその気持ちを、お相手にも伝える必要があります。
本心を伝えた結果、相手がどのように受け取るかは相手の課題です。
しかし、本心を隠したまま「分かってほしい」と望んでも、お互いを理解することはできません。
自己開示とは、何もかもさらけ出すことではありません。
その時点で自分が考えていること、迷っていること、怖いと感じていることを、相手に分かる言葉で伝えることです。
これは、彼らだけに起きたことではありません
私はこれまで、同じような理由で真剣交際に進めないケースを何度も見てきました。
女性は、相手にどう思われるかを気にして、本心を語らない。
男性は、住まいや仕事、子ども、家計などの条件や将来のリスクについては話しても、その背景にある真意を伝えない。
すると、会話に出てくるのは、
仕事
通勤
住まい
子ども
家計
といった条件ばかりです。
本当は相手を思って考えたことでも、その思いが言葉になっていなければ、条件の押しつけに聞こえます。
本当は不安で迷っていても、それを隠して条件だけを返せば、相手には反対されているように見えます。
こうして、お互いの気持ちが見えないまま条件だけがぶつかり、「価値観が合わない」と判断されてしまいます。
けれど、合わなかったのは価値観ではなく、伝え方だったのかもしれません。
「まだ結婚を考える段階ではないから」は順番が逆です
「まだこの人との結婚を考える段階でもないのに、こんな話をしてよいのだろうか」
そんな遠慮もあるのでしょう。
でも、婚活です。
結婚を考える段階になってから、大切なことを話すのではありません。
先にお互いの考えや思いを話し、その内容を判断材料にして、この人との結婚を考えていけるかを見極めるのです。
結婚について話すことは、目の前の相手との結婚を決めることではありません。
相手は、どのような結婚生活を思い描いているのか。
何を大切にしているのか。
違う考えが出たとき、どのように受け止めるのか。
二人で答えを考えようとする人なのか。
それを知るために話します。
同時に、自分が何を望み、何に迷い、何を不安に感じているのかも伝えます。
何も話さないまま会う回数だけを重ねても、相手の考え方や結婚観は分かりません。
そしてまた、
「悪い人ではないけれど、なんか違う」
という理由で交際を終えることになります。
話し合うのは、早く結論を出すためではありません。
この人となら本心を伝え合えるのか。
違いがあっても、二人の答えを一緒につくっていけるのか。
婚活だからこそ、先に話し合い、その内容と話し合ったときの感覚を、次へ進むための判断材料にするのです。
仮交際3回で真剣交際を決めた31歳エンジニア女性
実際に、3回目のデートを終えた時点で真剣交際へ進むことを決め、4回目のデートで真剣交際に入った31歳のエンジニア女性がいます。
彼女は仮交際中に、
- LINEの頻度
- 普段の仕事に対する考え方
- 趣味
- 家族
- 理想の部屋
- 将来住む場所
- これまでの婚活状況
- お互いをどのように呼ぶか
などについて話していました。
まだ仮交際だからと遠慮して、当たり障りのない会話だけを続けていたわけではありません。
今後の生活に関わる話も含めて、全体的に「あまり苦なく、さらさらと話せた」と振り返っています。
もちろん、迷いがなかったわけではありません。
オンラインゲームを一緒にすることを、デートと考えてよいのか。
真剣交際へ進む前に、何を確かめておけばよいのか。
進め方が分からないときは、一つ一つ、私に相談していました。
それでも、真剣交際へ進もうと決めた理由は、結婚条件をすべて確認できたからではありません。
「一緒にいても疲れないし、でも楽しかったから」
これが、彼女の答えでした。
仕事や家族、住まいについて話しても無理をしなくてよい。
少し踏み込んだ話をしても、重苦しくならない。
分からないことや違いが出ても、自然に話を続けられる。
彼女が仮交際で確かめていたのは、結婚条件の一致だけではありません。
この人となら、生活に関わることを話し合っていける。
その関係性を確認できたことが、真剣交際へ進む判断につながりました。
その後も二人は話し合いを重ねました。
お相手の男性は、彼女に「幸せにするからね」と伝えてくれていたそうです。
「この人となら、安心して一緒に生きていける」
彼女はそう感じ、結婚を決意して成婚退会しました。
▶︎31歳エンジニア女性の成婚事例|人生設計から始め、お見合いから3か月でご成婚
これが、ロジック婚活の考え方です
ロジック婚活は、条件を並べて「合う・合わない」を判定する婚活ではありません。
自分の考えや思いを言葉にし、相手の思いも聞きながら、二人で答えをつくっていく婚活です。
真剣交際へ進むために必要なのは、不安材料をすべて潰すことでも、最初から条件が一致していることでもありません。
- 自分の本心を相手に伝えられる
- 希望や条件の背景にある思いを説明できる
- 相手の考えを決めつけずに聞ける
- 違いが出ても、二人で話し合える
- 話し合った内容を、次へ進むための判断材料にできる
この関係性がつくられていることです。
ロジック婚活とは、早く正解を出すことではありません。
お互いの本心を言葉にし、話し合った内容を判断材料にして、納得できる答えを二人でつくることです。
それが、曖昧な疑念を残さず、納得して真剣交際へ進むために必要なことなのです。
それでも困ったときは、一人で抱え込まない
自分の本心をどのように伝えればよいのか分からない。
相手の言葉を、どう受け止めればよいのか迷う。
話し合おうとしても、うまく言葉にできない。
そんなときは、一人で抱え込まず、担当カウンセラーに相談してください。
カウンセラーに相手への不満を聞いてもらうだけではなく、
「私は、本当はどうしたいのか」
「相手に何を分かってほしいのか」
「どのように伝えれば、二人で話し合えるのか」
を一緒に整理しましょう。
結婚相談所に所属せず、一人で婚活をしている方や、担当カウンセラー以外の客観的な意見も聞いてみたい方は、婚活のセカンドオピニオンも利用できます。
迷いや不安があること自体が問題なのではありません。
本心を伝えないまま「相手が分かってくれない」と結論づけたり、曖昧なまま交際を終わらせたりする前に、一度立ち止まって整理することが大切です。
話し合う準備を整え、必要なことを相手に伝える。
そして、お互いの考えを判断材料にして、次へ進むかどうかを決める。
これが、話し合いができる関係を築き、納得して真剣交際へ進むためのロジック婚活です。
条件ではなく、自分の本心から婚活を考えてみませんか?
自分がどのような結婚生活を望んでいるのか、どんな人と一緒に歩みたいのか。
なぜその条件を大切にしたいのか。
一人で考えていると、希望や条件は出せても、その背景にある思いまでは整理できないことがあります。
これから婚活を始める方は、「初期設計」で自分の結婚観や大切にしたいことを言葉にしておきましょう。
交際中に迷ったとき、次へ進むかどうかを考える判断基準になります。
すでに婚活中で、仮交際で何を話し合えばいいのか、真剣交際へ進むか迷っている方は、婚活のセカンドオピニオンをご利用ください。
現在の状況と自分の本心を整理し、相手に何をどのように伝えるかを一緒に考えます。
どの相談が自分に合うか分からない方は、公式LINEから現在のお悩みをお聞かせください。
ご登録後、人生設計から始めるロジック婚活の考え方や、婚活の全体像がわかるロードマップ、成婚事例などをまとめた「ハレサポ ブランドブック」をお送りします。
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